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認証医療機関 審査結果


医療機関概要

医療機関名 社会医療法人大成会 福岡記念病院
郵便番号 814-0002
所在地 福岡県  福岡市早良区西新1-1-35
電話番号(代表) 092-821-4731
電話番号(外国人案内用) 092-821-4731
ホームページ(日本語) https://www.kinen.jp/
ホームページ(英語) https://kinen-jp.translate.goog/english-guide/
認証履歴 AI0011/2015年09月29日/Ver1.1
AI0011-2/2018年10月03日/Ver2.0
AI0011-3/2021年12月22日/Ver.2.1
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。

審査結果


認証番号 認証日 バージョン
AI0011-3 2021年12月22日 Ver.2.1
■外国人患者受入れに関する取組み
【外国人対応部署】国際医療担当室  【主な対応可能言語】英語・中国語・韓国語・ネパール語・ベトナム語・ヒンディー語・インドネシア語・タガログ語・ウルドゥー語  【食事対応】選択食:対応可能  【支払い方法】クレジットカード:対応可能
■総括
貴院は昭和40年に病院名を福岡記念病院と変更後、長きに渡り福岡西南地区の救急医療の基幹病院としての役割を果たして来られました。医療の質・安全への取り組みにおいても、2015年に福岡県下で初のJMIP認証病院となり、また「病院機能評価」等の認定も継続的に取得されており、地域住民はじめ連携医療機関や各機関より信頼される病院です。外国人患者の受入れ体制としては、理事長はじめ各経営層が、「異国に来られ、医療面で感じる不安を、最小限にとどめられるよう病院一丸となって対応した結果、国際医療に注力したというよりも、国際医療が浸透した状態になって来ている。」と異口同音に説明されたことが、全てを物語っています。JMIP更新審査は今回が2回目です。特筆すべき点としては海外出身で5ヶ国語を操り、経営幹部や職員から信頼を集める職員が、国際医療担当室長に任命され、外国人患者受入れの中核的な役割を担っていることです。重病の告知やインフォームドコンセントなど、難易度の高い通訳業務が院内で実施可能であり、地域在住の外国人が安心して医療サービスを受けられる環境の構築に貢献しています。特に郊外の病院案内看板への英語付記や、Alipay決済の導入、他部署が利用するツールの開発は高く評価されます。外国人患者対応に関して、国際医療担当室に依存している状況も垣間見られましたが、外国人看護師候補受入れ後、そのまま職員となった看護師が通訳等を担うことで、確実に各部署においても外国人患者対応のキャパシティが拡大していることがわかり、今後の発展が期待されます。2015年の認証取得以来取り組みを継続し、一応の体制整備は完了しており、冒頭に述べた通り「国際医療が浸透している状態」にあると思います。一方で、国際医療担当室がハブとなって外国人患者対応業務を行う「中央管理型」は、長所として、多言語で行う医療サービスを効率的に遂行できる反面、他部署など第三者から業務内容が見えにくくなるような側面もあります。それゆえ、対応として漏れている部分や、個々の能力でクリアされている問題点に気付きにくいとも言えます。外国人患者受入れ対応について、今一度、体制や職員教育のあり方をチェックするためのプロセスを構築されることを切望いたします。Covid-19収束後に訪日外国人の救急対応やメディカルツーリストが加わる局面では、国際医療担当室の役割が益々重要で、その担う役割が広範囲に渡ることから、オーバーワークも懸念されます。組織としてのバックアップ体制の強化を期待し、貴院のめざす医療の形が国際医療において、さらに充実することを心より祈念しています。
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