認証医療機関 審査結果
医療機関概要
医療機関名 | 地方独立行政法人 佐賀県医療センター好生館 |
郵便番号 | 840-8571 |
所在地 | 佐賀県 佐賀市嘉瀬町大字中原400番地 |
電話番号(代表) | 0952-24-2171 |
電話番号(外国人案内用) | 0952-28-1158 |
ホームページ(日本語) | http://www.koseikan.jp/ |
ホームページ(英語) | http://www.koseikan.jp.e.aof.hp.transer.com/language/pqvjztv8/index.html |
認証履歴 | AI0062/2019年07月03日/Ver.2.0 AI0062-2/2022年06月06日/Ver.2.1 |
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。
審査結果
認証番号 | 認証日 | バージョン |
AI0062-2 | 2022年06月06日 | Ver.2.1 |
■外国人患者受入れに関する取組み | ||
【外国人患者対応部署】相談支援センター 【主な対応可能言語】英語 【支払い方法】クレジットカード:対応可能 |
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■総括 | ||
佐賀県医療センター好生館は、地域がん診療連携拠点病院、基幹災害拠点病院、エイズ拠点病院等、地域における各種拠点病院として、地域に密着した医療を提供しています。「外国人患者を受け入れる拠点的な医療機関」として佐賀県より選出されており、県内唯一のJMIP認証病院でもあります。外国人患者はアジア系が多く、大部分が在留者です。約4割を中国人および韓国人が占め、ベトナム人やネパール人が近年増加しています。外国人患者からの初診時の情報収集に関しては、相談支援センターのMSWの方々が患者の受診ごとに面談を通して行うなど、非常に細やかに対応する姿勢には感銘を受けます。このようにして収集された外国人情報を館内で共有し、今後の指針づくりとして活かせる体制の整備が期待されるところです。また、館内には佐賀県立図書館の分室が設置されており、外国語書籍を含めての貸し出しが可能になっています。職員の外国人患者対応は、一般の日本人患者への対応と兼務で行っていますが、外国語対応が必要な患者が多くないこともあり、一人一人への手厚い対応が可能になっていると思われます。院内表示は英語を基本として整備されていますが、安全や感染リスク管理の観点から、正面玄関の感染対策に関する重要事項の掲示などについて、よりタイムリーに多言語化を行えるような整備の体制を期待いたします。多言語資料は、入院診療計画書の英語版のほか、一部診療科において、クリニカルパスの英語版も整備されていました。今後にむけては中国語、韓国語の他、近年増加しているベトナム語やネパール語の資料の整備も検討されています。医事課が中心となりマニュアルの整備が推進されていますが、作成部署と使用現場が異なるためか、業務内容が見えにくくなっている側面があります。実際の運用方法がマニュアルに記載されていない事例が散見されたため、適時、運用体制を検証しながら、マニュアルに反映させていくことが望まれます。通訳については、現状では、外国人患者の同行者による通訳を利用することが多く、インフォームドコンセントにおいても、同行者が和文の同意書を通訳した上で、患者がサインする事が多いとのことです。しかし、リスク管理上、フォーマットには不十分な部分がありますので、医療安全管理対策の視点からのフォーマットの見直しや、運用方法の再検討、職員への周知・教育等の取り組みが望まれます。また翻訳についても、翻訳シーンに応じた選定基準の明確化や、翻訳の質を担保する仕組みの整備が望まれます。今後は業種間、部門間のより一層の連携強化を図り、組織的に無理なく対応が出来る、体制整備を継続されることを期待いたします。 |