認証医療機関 審査結果
医療機関概要
| 医療機関名 | 日本赤十字社 長岡赤十字病院 |
| 郵便番号 | 940-2085 |
| 所在地 | 新潟県長岡市千秋2丁目297-1 |
| 電話番号(代表) | 0258-28-3600 |
| 電話番号(外国人案内用) | 0258-28-3600 |
| ホームページ(日本語) | http://www.nagaoka.jrc.or.jp/contents/ |
| ホームページ(英語) | http://www.nagaoka.jrc.or.jp/contents/english/ |
| ホームページ(中国語) | http://www.nagaoka.jrc.or.jp/contents/chinese/ |
| 認証履歴 | AI0060/2019年04月03日/Ver.2.0 AI0060-2/2022年11月01日/Ver.2.1 AI0060-3/2025年09月26日/Ver.3.0 |
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。
審査結果
| 認証番号 | 認証日 | バージョン |
| AI0060-3 | 2025年10月29日 | Ver.3.0 |
| ■外国人患者受入れに関する取組み | ||
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外国人患者対応部署】社会課 【主な対応可能言語】英語 【食事対応】選択食:対応可能 / 特別食:対応可能 【支払い方法】クレジットカード:対応可能 |
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| ■総括 | ||
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長岡赤十字病院は新潟県中越地方に位置し、「人の尊厳を守り、命と健康に向き合うことを医療の原点にする」との理念のもと、2017年より外国人患者受入れ体制整備を開始しました。中越医療圏の基幹病院として、ドクターヘリ基地を有する三次救急医療、周産期母子医療センター、がん診療連携拠点病院など多くの機能を担っており、日本人居住者の減少と在留外国人の増加が進む地域において、外国人を含む住民に対して安心して医療を受けられる環境整備を推進しています。また、県内唯一のJMIP取得施設として、他の赤十字病院と定期的に情報交換会を開催し、体制や運用上の課題、困難症例への対応などの情報を共有しています。得られた情報は院内のグローバル委員会にフィードバックされ、改善活動へと活かされています。従来の「MERU班」は、より実践的な支援を行うため「外国人患者サポートチーム」へと改編され、「翻訳ツール班」「文書班」「案内・掲示班」「医事関連・未収金対策班」などに分かれて、迅速に現場支援を展開している点が評価されます。また審査を機に、改善への取り組みを推進しようとする意欲の高さを感じました。 外国人の外来と入院の新規患者数は多くありませんが、再診の患者数は確実に伸びています。一度受診した患者が継続して貴院での受診を希望していることがデータとして表れています。患者は前回受診時と比較して改善された点が少しずつ増えることで満足度が向上し、その結果、スタッフのモチベーションも高まります。院内の掲示物や書類整備の優先順位を決めるためにも、積極的に患者の声を収集し、活用することが望まれます。 ホームページの多言語化や外来の自動再来受付など、導入して間もないシステムが複数見られました。前回の審査と比較して、実際の運用面で活用が進んだ項目もあれば、マニュアルへの具体的な反映が遅れている項目も見受けられました。契約している電話医療通訳サービスが対応していない少数言語の患者が来院した際や医療事故が発生した場合など、事前の備えと議論をより具体的に行うことが望まれます。引き続き赤十字病院間の情報交換会などでの知見を参考にしながら、貴院独自のマニュアルづくりとPDCAサイクルの継続的な運用による体制のさらなる成熟を期待します。 |
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