認証医療機関 審査結果
医療機関概要
医療機関名 | 医療法人偕行会 名古屋共立病院 |
郵便番号 | 454-0933 |
所在地 | 愛知県名古屋市中川区法華1ー172 |
電話番号(代表) | 052-362-5151 |
電話番号(外国人案内用) | 052-362-5151 |
ホームページ(日本語) | https://www.kaikou.or.jp/kyoritsu/ |
ホームページ(英語) | https://www.kaikou.or.jp/kyoritsu/en/ |
ホームページ(中国語) | https://www.kaikou.or.jp/kyoritsu/ch/ |
認証履歴 | AI0008/2015年02月17日/Ver.1.0 AI0008-2/2018年01月17日/Ver.2.0 AI0008-3/2022年06月06日/Ver.2.1 AI0008-4/2025年08月29日/Ver.3.0 |
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。
審査結果
認証番号 | 認証日 | バージョン |
AI0008-4 | 2025年08月29日 | Ver.3.0 |
■外国人患者受入れに関する取組み | ||
【外国人患者対応可能部署】国際医療室 【主な対応可能言語】中国語・英語 【食事対応】選択食:対応可能/特別食:対応可能 【支払い方法】クレジットカード・デビットカード・2次元コード決済:対応可能 |
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■総括 | ||
名古屋共立病院は、10年以上前より外国人患者受入れ環境整備、治療目的及び健診目的の医療ツーリズムに取り組まれています。特にインドネシアの国立大学との人材教育交流と学術交流プログラムの実施に取り組まれ、外国人医師修練施設として外国人医師を受け入れられている国際的な交流が盛んな医療機関です。名古屋市の在留外国人やインバウンド渡航者の増加など外部環境を受けて、地元の公立学校や観光事業者への能動的な外国人患者受入れ医療機関としての活動もされています。 訪日外国人向け医療では、透析を必要とする渡航者を対象とする「同一法人内で行われているトラベル透析」の受入れが特徴的です。インドネシアとの交流が盛んであることから、インドネシア語の通訳者が複数名在籍され、宗教に配慮した食事(ハラール食対応など)や祈禱室の整備もされていました。地理的にも外国人が多い特徴に加えて、前述した外国人透析やFUS(集束超音波治療)などのインバウンド医療を法人と自院で行っておられることは特筆事項です。それゆえに、外国語版のホームページや冊子などのさらなる改良が望まれ、院内掲示物や備品取り扱いなどの外国人向け整備も工夫が必要です。これらは一度整備されると当面は利用可能になりますので、業務負担軽減にもつながります。 入院中の外国人の不安事項としては言語によるコミュニケーションがあります。院内の掲示物に加えて、災害時の避難経路やその方法などの外国語による明示(入院パンフレットなど)も重要ですし、日本人職員にとっても「緊急時に外国人をどのように誘導するか」という訓練は大きな課題になります。 病院としては、外国人患者受入れ医療機関としての知見が蓄積され、ハード面、ソフト面の環境が整えられていました。外国人患者に対するアンケートは、大きく「通訳・医療」に関する部分と「満足度」に関する事項があります。外国人患者の診療が「日常の事」であるため、これらの収集・確認数が少ないように思えました。通訳・医療に関するアンケートは適切な通訳ができているかどうか確認するための唯一の仕組みであり、さらにこれらの通訳方法・結果をカルテ上に記録することも重要です。 全体をとおして、外国人患者受入れに関する継続的な業務改善・工夫をされており、日々進化していることがわかりました。この地域において、グローバル社会の架け橋となる新たな医療モデルの創出へとつながっていることも窺えました。今後も、医療を通じて人と人を結ぶ先進的な医療サービスの提供者として、さらなる飛躍が期待されます。 |