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認証医療機関 審査結果


医療機関概要

医療機関名 横浜市立市民病院
郵便番号 221-0855
所在地 神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢西町1-1
電話番号(代表) 045-316-4580
電話番号(外国人案内用) 045-316-4580
ホームページ(日本語) https://yokohama-shiminhosp.jp/index.html
ホームページ(英語) https://yokohama-shiminhosp.jp/en/index.html
認証履歴 AI0083/2021年09月21日/Ver.3.0
AI0083-2/2024年12月06日/Ver.3.0
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。

審査結果


認証番号 認証日 バージョン
AI0083-2 2024年12月06日 Ver.3.0
■外国人患者受入れに関する取組み
【外国人患者対応部署】国際医療支援室
【主な対応可能言語】英語・中国語(北京語)
【食事対応】選択食:対応可能
【支払い方法】クレジットカード:対応可
■総括
 貴院は、1960年に保土ケ谷区において開院後、増科、増床を経て横浜市の基幹病院として発展し、2020年には、緑豊かな三ツ沢公園に隣接したパークホスピタルとして神奈川区に新築・移転しました。以来、貴院の理念「安心とつながりの拠点」に基づき、救急医療やがん対策、小児・周産期医療、感染症対策、災害医療等を強化し、高度急性期医療や政策的医療に積極的に取り組み、地域住民からも高い信頼を得ています。
 外国人患者の受入れ体制においては2021年にJMIPの認証機関となり、受入れ方針は「外国人であることで、日本人ならば受けられる医療の質やサービスが低下しないよう対応すること」を掲げ、異文化への理解を進めながら、地域の外国人が受診しやすい医療機関を目指しています。新型コロナウィルス感染症の影響による一時的な患者減少の後、現在までに外国人患者は大幅に増えています。前回からの取り組みは、8か国の言語対応機能付き受付発券機の導入、説明・同意用紙の翻訳、院内掲示物の言語化、各部門での改善事例など多数あります。
 一方で、外国人患者の受入れ体制が組織的・継続的かつ安定的に維持される上で、考慮すべき項目が見受けられます。国際医療支援室は医事課の中にあり、専従職員と兼任職員の各1名が中心となって業務を担っています。国際医療支援部会は、ホスピタリティー推進委員会の下部組織としての位置づけです。組織横断的な協議の場とするべく構成員の選任や審議内容は検討の余地があります。患者・職員からの声や各種相談、インシデントレポートなどから、多くの改善への気付きが得られると期待します。特に、医療事故や訴訟などのリスクマネジメントの観点からも事故発生時の原因究明は当然として、患者・家族への説明の流れ、誠意ある対話、その際の医療コーディネーターや外部通訳の介入基準など、より具体的な手順の明文化を期待します。また、各部門が運用する手順の文書化や周知・徹底、必要な様式の言語化、希少言語への対応など、初期の体制からさらに発展させる上で各部門が連携し合議体で検討することが望まれます。
 ますます多様化する外国人患者の受入れに備えて、言語、文化、宗教、生命・倫理観などが異なることを想定したうえで国際連携センターの拡充を図りつつ、外国人患者がいつどんなときも安心して治療を受けられるよう、貴院のさらなる発展を祈念しております。
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