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認証医療機関 審査結果


医療機関概要

医療機関名 学校法人杏林学園 杏林大学医学部付属杉並病院
郵便番号 166-0012
所在地 東京都杉並区和田二丁目25ー1
電話番号(代表) 03-3383-1281
電話番号(外国人案内用) 03-3383-1281
ホームページ(日本語) https://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/suginami/
認証履歴 AI0041/2018年03月13日/Ver.2.0
AI0041-2/2021年08月02日/Ver.2.1
AI0041-3/2024年10月01日/Ver.3.0
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。

審査結果


認証番号 認証日 バージョン
AI0041-3 2024年10月01日 Ver.2.1
■外国人患者受入れに関する取組み
【外国人患者対応部署】国際委員会
【主な対応可能言語】英語、中国語(北京語)
【食事対応】選択食:対応可能 / 特別食:対応可能
【支払い方法】クレジットカード・デビットカード:対応可能
■総括
 貴院は閑静な住宅街にあり、緑に囲まれて日の光が様々な場所から入るため病院全体にあたたかい印象があり、「心のかよう、良質な医療を患者さんに提供します」という病院理念がしっかりと感じられました。以前は神田川が善福寺川と合流する中野富士見町駅付近に位置しており、度重なる水害に悩まされた結果、2014年に現在の地に移ってきました。病院建築は安全面を重視した造りで、デザイン的にもわかりやすく免震設計もされています。患者の安全・安心を具現化した好事例と考えます。
 JMIP受審は2018年初認証から更新2回目です。2024年4月に病院体制が変わり、過渡期下の受審であったため、書類等も含めてまだ旧病院名のものも散見されました。今後すみやかな変更を期待しています。JMIP認証後は周囲の在留外国人の背景を鑑みながら着実に実績を積み重ねてきました。例えば近くのインターナショナルスクールからの紹介でネパール人患者が多いです。また在留のベトナム/中国/韓国からの患者にも高評判を受けています。そしてウクライナ難民の患者も積極的に受け入れていることもJMIPの使命と一致します。
 産婦人科の分娩のニーズが多く、言語の壁はありますが、産婦人科病棟のスタッフが試行錯誤しながら献身的な看護を提供していました。小児科も充実しており、さらに外国人患者の需要は高まると思われます。今後は日本語が話せない、日常の日本語がわかっても病院で説明内容が理解できない外国人患者が増加すると考えられます。その状況下で組織改編により外国人患者対応が専門部署から委員会へダウングレードされました。外国人患者業務の効率化は、職員・患者の信頼と安全が担保された上での課題となります。
 職員の実践的な対応力や、アンケートからわかる外国人患者の高い満足度は、すでに病院文化として根付いています。未収金対応もしっかりできています。今後外国人患者特有の問題の増加によって職員も病院も疲弊しない体制を堅固に構築できるのか、さらには隣接の新宿/中野区から救急車受入れなどを進めてインバウンド患者の高収益体制に移行できるか、の大事な分水嶺の時期と考えます。
 貴院が水との戦いに完全勝利したように、外国人患者対応についてもアウフヘーベンな解決策をとる時期となっています。
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