認証医療機関 審査結果
医療機関概要
| 医療機関名 | 学校法人埼玉医科大学 埼玉医科大学国際医療センター |
| 郵便番号 | 350-1298 |
| 所在地 | 埼玉県 日高市大字山根１３９７ー１ |
| 電話番号（代表） | 042-984-4111 |
| 電話番号（外国人案内用） | 042-984-0198 |
| ホームページ(日本語) | https://www.international.saitama-med.ac.jp/ |
| ホームページ(英語とその他の言語) | https://www.international.saitama-med.ac.jp/en/ |
| 認証履歴 | AI0024／2017年05月22日／Ver.2.0 AI0024-2／2021年05月31日／Ver.2.1 AI0024-3／2024年08月05日／Ver.2.1 |
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。
審査結果
| 認証番号 | 認証日 | バージョン |
| AI0024-3 | 2024年08月05日 | Ver.2.1 |
| ■外国人患者受入れに関する取組み | ||
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【外国人患者対応部署】国際診療支援部 【主な対応可能言語】英語・中国語（北京語、上海語）・韓国語・ヒンディー語・スペイン語・ネパール語 【食事対応】選択食：対応可能 特別食：対応可能 【支払い方法】クレジットカード：対応可能 |
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| ■総括 | ||
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埼玉医科大学国際医療センターは、埼玉県日高市に位置する756床の3次救急指定病院機能や災害拠点病院として機能する地域の中核病院です。大学病院としてJCI認証を国内で最初に取得しており、JMIP認証は2017年に第1回目の認証を取得するなど、以前から外国人医療に積極的に取り組まれています。外国人患者受入れに関する基本方針を「日本人と同様に、外国人患者さんにもグローバル・スタンダードの専門医療を安心・安全に享受することができるよう、コミュニケーションツールや院内環境を整備し、文化や宗教の違いを考慮した対応ができるよう努めます。」と掲げ、開院時より「患者中心主義」を基本方針としています。また、27の診療科が集結し、癌の診断・治療・予防のすべてを担う「包括的がんセンター」を備え、癌患者とその家族の心のケアに特化し、精神・心理学的なアプローチに基づいた適切な治療を行う「精神腫瘍科」を設けるなど、特徴的な医療を提供しています。 外国人患者の9割以上が在留外国人という地域密着型で、その7割近くが癌に関連した治療を受けています。国際医療支援部は院内の中心的機能を大きく担っており、外国人対応としてはチーム医療において頼られる存在として機能しています。受診予約時から支援部がサポートに入り、他部署と連携しながらスムーズな診療ができる体制整備が構築されていました。 前回審査の指摘事項に関して、ホームページの見直しや、院内の基準作り、書類の整備といった、改善に向けた具体的な取り組みが見られました。一方、受審当初と患者の動向に変化が見られたり、新型コロナウィルス感染症拡大による影響を受けたこともあってか、受審当初と現在で、マニュアルと乖離が出始めたところがいくつか見られます。通訳や翻訳の基本的なルールは院内で統一されるべきですが、使用するツールや医療サービスは受付と病棟では当然異なることが想定されます。マニュアルに業務をあわせるのではなく、業務にマニュアルをあわせ、定期的な見直しをしていくことが望まれます。支援部のスタッフは通常業務と兼務しながら、外国人医療にしっかりと取り組んでおります。しかしながら、病院の規模が大きく、全体で見たときに各部署の細かいところまで把握し切れていないところも見られました。外国人労働者や訪日外国人の増加など、今後貴院において外国人患者数も増加の一途が予測されます。患者数が増えてきた場合に、全体のマネジメントが維持できなくなる恐れがあります。医療コーディネーターの育成、専任スタッフの配置についてもご検討ください。 この度の更新審査に当たり、外国人患者受入れに必要な記録やフローの理解、起こりうる事象に対する備えなどについて各部署で課題が見られました。国際診療支援部に頼る構図から、少しずつ各部署で自立して対応できるような体制づくりを期待いたします。本受審をきっかけに、地域における外国人医療の中心となり、更に発展することを心より祈念しております。 |
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