認証医療機関 審査結果
医療機関概要
医療機関名 | 医療法人徳州会 札幌東徳州会病院 |
郵便番号 | 065-0033 |
所在地 | 北海道 札幌市東区北三十三条東十四丁目三番一号 |
電話番号(代表) | 011-722-1110 |
電話番号(外国人案内用) | 011-712-5058 |
ホームページ(日本語) | https://www.higashi-tokushukai.or.jp |
ホームページ(英語) | https://www.higashi-tokushukai.or.jp/la_en/index.html |
ホームページ(中国語) | http://www.higashi-tokushukai.or.jp/la_cn/index.html |
認証履歴 | AI0010/2015年09月29日/Ver.1.1 AI0010-2/2018年07月11日/Ver.2.0 AI0010-3/2021年09月21日/Ver.2.1 |
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。
審査結果
認証番号 | 認証日 | バージョン |
AI0010-3 | 2021年09月21日 | Ver.2.1 |
■外国人患者受入れに関する取組み | ||
【外国人患者対応部署】国際医療支援室 【主な対応可能言語】英語・ロシア語・中国語(北京語)・スペイン語・ポルトガル語・インドネシア語 【食事対応】選択食:対応可能 / 特別食:対応可能 【支払い方法】クレジットカード・デビットカード:対応可能 |
||
■総括 | ||
貴院は、外国人患者対応に関して、国際交流、災害支援も含めた幅広い活動を行っており、地域における指導者的な存在として尽力されています。「生命だけは平等だ」の哲学の下、救急においても多くの外国人患者を診(み)続けてきた実績があり、外国人患者に対する積極的な取り組みと姿勢は高く評価できます。当初2名からスタートした国際医療支援室も、今では医師を含めた10名以上のスタッフで構成されており、ネイティブなスタッフも揃っています。院内においては、多くの場面で国際医療支援室スタッフが要請を受け、外国人患者に付き添って診療を進めていくスタイルが確立されており、外国人患者を不安にさせることなく対応できる仕組みとなっています。現在一時的にインバウンドの患者が減っていますが、観光を中心とした札幌という地域性や外国人技能実習生の増加により、外国人患者は今後ますます増えていくと考えられ、マンパワーを軸とした運用では限界がある可能性があります。院内においても国際医療支援室に一任するといった雰囲気があり、各部署において外国人患者に対する当事者意識が薄れている傾向が見られました。今後は、病院内のすべてのスタッフが外国人患者受入れに対し、自身のこととして参加されることを期待します。院内掲示についてはほとんどのところで外国語併記が整備されている一方、重要な箇所で未整備であったり、掲示物で統一性が見られない箇所が散見されました。また、通訳や翻訳の履歴や問い合わせの管理については、リストや原本は保管されているものの、一元管理ではありませんでした。貴院は長きにわたって多くの外国人患者を受け入れており、業務の流れがすでに確立している分、業務手順の変更が困難な面もあるとは思いますが、院内掲示や履歴管理などの方法を見直すことで、さらなる改善につなげることを望みます。貴院は、JMIPをはじめJCI、病院機能評価等の認定を取得し、第三者評価に関して素晴らしい実績を有しています。ともすると、それぞれの第三者評価の認定を維持することに注力するあまり、今あるものを改善していくという点がやや見えにくくなっているように思われます。外国人受入実績に伴い、患者側から求められることも変化してきます。JMIPでは前回認証時と比較して、3年間で情勢の変化にどのように対応し、患者やスタッフの声をどのように活かしていったかを継続的に確認していくことになります。今一度院内の運営方法を見直して、これからも質の高い医療を外国人患者に提供出来るよう体制づくりに努めていただきたいと思います。 |