認証医療機関 審査結果
医療機関概要
※実際に受診を希望される場合、医療機関に事前にお問合せください。
審査結果
認証番号 |
認証日 |
バージョン |
AI0073 |
2020年04月07日 |
Ver.2.0 |
■外国人患者受入れに関する取組み |
【外国人患者対応部署】患者支援センター 【主な対応可能言語】英語 【支払い方法】クレジットカード・デビットカード:対応可能
|
■総括 |
今回、多摩北部総合医療センター様のJMIP受審動機は「公社の方針」である、と説明がありましたが、各職員は非常に積極的に取り組んでおり、これにより院内の業務見直しをされていました。あわせて、「特定の職員に負担をかけない」という院長方針により、職員全員で取り組む姿勢が随所に見られました。マニュアルやツール、院内掲示などはしっかり整備されていましたが、現状では外国人患者数が多くないため、整備されているものが実際に「実用的かどうか」が検証されていないように感じました。特に、医療安全や災害時の避難誘導、通訳の正誤確認などは、患者の安全担保の上でも重要です。来院される外国人患者さんが安心して医療を受けるためにも、コミュニケーション手段の整備のみならず、準備された各種資料・ツール類が、いつでも活用できるようスタッフに周知されている必要があります。なお、JMIPでの整備言語は「医療機関で必要とするもの」が求められています。実際に受診される外国人患者の使用言語に合わせた院内整備が理想的であり、次の段階の課題として検討されることをお奨めします。また、外国人患者さんの安心のために、「医学用略語」の使用を最小限にする必要があります。医療で使用する略語は、国籍にかかわらず分かりにくいものですので、わかりやすく伝えるための配慮が求められます。院長をはじめ多くの職員のモチベーションは非常に高く、また、公社病院であることからもガバナンスがしっかりと取れています。ただ、モチベーションの高さにやや部署間差を感じる事もあり、院内での統一した方針が大切です。これから増える外国人患者さんを受け入れながら、さらに種々の改善を図られていくことを期待しています。
|